予算特別委員会(総括質疑)広島市公式X(旧ツイッター)

広島市議会予算特別委員会総括質疑 活動報告
広島市議会予算特別委員会総括質疑 無党派クラブ 門田佳子

3月15日の広島市議会予算特別委員会総括質疑。私は広島市の情報発信(防災情報と公式X(旧ツイッター))について問いました。
総括質疑の一人会派の持ち時間は9分。ちょっと欲張りすぎて駆け足になりましたが、最低限のところは質せたと思います。どうぞ!

【防災情報システム関係】
Q 防災情報共有システムでの、たとえば避難情報配信操作はどのように行われるのか?
A 防災行政無線、防災情報メール、LINE、避難誘導アプリ、X(旧ツイッター)やフェイスブック、広島市防災ポータル、テレビのテロップ表示、防災情報電話通知サービス災害避難情報FAXなど、多様な媒体に一度の操作で一斉に配信する。

Q じっさい広島市公式Xアカウントから投稿された避難指示ツイートについて、市民のかたから「文字も少ないしリンクをクリックするしかない。画像を貼り付けるなどしてわかりやすくできないのだろうか」というご意見がある
A 避難情報発令判断後、迅速に情報伝達ができるよう、また、緊迫した状況下で誤入力がないよう、発令文をテンプレートで自動生成している。システムにはXに画像を投稿する機能はない。
詳細な情報を希望される方は、事前に設定した小学校区単位で詳細な情報が受信できる防災情報メールLINE避難誘導アプリを活用して頂きたい。

過去の避難指示ツイート

Q 防災情報共有システムは平成29年度から運用開始。令和4年度に2億円以上かけてシステムを全更新した。現行システムも4~5年後に全更新するのか?
A 平成29年度に運用開始した旧システムはサーバーコンピューター等の経年性能劣化での機器交換、令和3年6月見直しの広島県土砂災害危険度情報1kmメッシュ対応プログラム改修の高額経費などから、費用対効果の観点で令和4年度に全更新した。
現システムもおおむね5年後には部分的な更新が必要になると見込むが具体的な時期、方法等については今後決定する。

【広島市公式X(ツイッター)の発信全般】
Q このように文字、画像、タグ、詳細情報へのリンクなど必要十分な情報が提供されるツイート(下記左画像)と、文字とリンクだけのツイート(下記右画像)がある。
市民の方から、後者のようなツイートは、クリックする気が起きないというご意見を頂いている。この違いはどこからきているのか?

A 広報課職員が情報を入力して投稿する方法(前者)と、各担当課がホームページ作成システム内の情報公開・更新時に投稿する方法(後者)がある。

(必要十分な情報が提供されているツイート)

ツイートの例

(残念なツイート)

文字も少ないわかりにくいツイート

Q 残念なツイートは各担当課がホームページ作成システム内から行っているのものだとわかった。
担当課から広報に依頼するという手はあるそうだが発信のタイミングなど考えると難しいと思う。
担当課からの発信であっても、もっと市民によりそった情報発信になるよう改善できないか?

A 市としてもホームページ作成システムからの投稿では、閲覧する方に伝わりにくいという課題は認識しており、来年度予定のシステム再構築業務で改善予定。
※ホームページ作成システム再構築費:約1億600万円、5年間の保守・運用経費約1億8,700万円
オンプレミスからクラウド型サーバーへ移行する。

Q 費用の妥当性について、他の政令指定都市への照会は行っているか?
A 行っていないが、情報政策関連で各部署を横断して調整・支援するPMO(Project Management Office)の審査に加え、コンサルティング事業者の支援を受け妥当性を確認している。

(所感)
かねてより、市民の方からお声を頂いていた点をクリアにし、システム更新についてもあらかた聞くことが出来ました。
情報政策関連事業でのPMOによる審査や、コンサルの支援についてはもう少し深堀したい。なぜなら、事業費に直結する部分だと思うからです。今後の課題にします。

【ご参考】
防災情報共有システム
https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/54776.pdf

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