78回目の広島原爆の日

活動報告

原爆供養塔での慰霊行事の後、平和記念式典に参列しました。 様々な方のスピーチの中で、私は湯崎知事による、核抑止論者への呼びかけが、とても刺さりました。
今自分が踏みしめている地面にかつてあった町のことを思いました。
広島市議だからこそできることを…と考えます。

「灯籠の数しれないむらがりが広島の川を静かに明るみながら流れる。これらの川ほど数しれぬ死者を浮かべた川は他にないだろう、その川。」
「最悪の絶望、いやしがたい狂気の種子が胚胎するところに生きつづけている、決して屈服しない人々に僕は出会ったのだった。」
『ヒロシマ・ノート』大江健三郎

私は広島生まれではないからか、大江健三郎がつづる広島の人々の威厳、大江が感じる広島の方々への尊敬の念に共感を抱くことが多いです。
満潮にのって上流へ上流へと向かう灯籠は、住み慣れた我が家へと帰っていく、亡くなられた方々の魂のように思いました。

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