新・中央図書館(総務委員会・委員外質問 6月25日)※7/10追記あり

広島市議会総務委員会(委員外) 活動報告

広島市議会6月25日の総務委員会で委員外にて新・中央図書館について質疑しました。
開館して約3か月。中央図書館の職員の方々が専門性を持って親身に対応してくださっていることに日頃から感謝しています。ただ、ハード面・仕組みについては課題があると感じます。私の方にも市民の方々から多くのご意見を頂いています。

今回は、委員会に先立って行われた一般質問(総括質問)で吉田議員が、色覚多様性のある方や高齢者にも使いやすくするための改善について問うたところ、「システムを用いて色覚多様性のある方がどう見えるかシミュレーションした上でデザインを決定した。不自由なく見える色使いになっていると考える、サインの掛け替えは考えていない」といった答弁だったのを受けて、他5点に絞って問いました。

サインの色覚・弱視対応について

門田 サインのデザイン決定にあたり、どのような技術でシミュレーションを行ったのか?

生涯学習課 館内案内表示・フロアマップ・書棚サイン等について、Illustratorのシミュレーション機能を用い、赤色識別が難しいP型・緑識別が難しいD型色覚者の見え方を確認した。背景色に対して白・黒どちらの文字が見えやすいかを検証し、配色を決定している。

門田 フロアマップは緑ベースに白文字ですが、弱視の方は明暗差が低いと見えにくくなる。難病団体の方から「視覚に弱さのある人が来館するという意識が抜け落ちているのでは」とのコメントもあった。弱視・高齢者への配慮をどう考えているのか?

生涯学習課 一部の方に見づらい場合が生じることは認識している。エレベーター降り口にインターホンを整備しており、職員が適切にご案内できる体制をとっている。

門田 職員対応はありがたいが、公共施設として弱視・高齢者への対応について設備そのものの改善も必要ではないか。引き続き改善を要望する。

フロアマップ。緑ベースに白文字で明暗差が少ない、

別置サインについて

門田 日本十進分類法の順番と異なる場所に本が置かれる「別置」について、例えば映画(778)の本が映像文化ライブラリーの近くに、育児関係が8階子どもフロアに置かれている。多くの方から「基本の探し方で本が見つからない」との声がある。別置場所を示す案内を充実させるべき。
生涯学習課 案内サインについて様々なご意見をいただいており、改善の余地があると考える。指定管理者とともに対応を検討し、可能なことから実施していく。

777人形劇、次は778で映画のはずが、779大衆演芸となっている。778映画の別置場所が示されていればとまどう人が減るはず
778映画は赤の部分に別置されています。映像文化ライブラリーの傍に映画関係の本を並べたいという意図はわかります

フロアマップについて※7/10追記あり

門田 現在配布されているフロアマップは緑に白抜きのデータをコピーしたもので、コントラストが低く非常に見づらい。白黒版など見やすいマップにするとのことだったが検討状況は?
生涯学習課 先日の吉田議員への答弁の通り、よりコントラストがはっきりした見やすいフロアマップとするよう検討している。

2026/7/10追記 配布用フロアマップが更新されました。7月上旬から新しいフロアマップが配布されています。

変更後の配布用配架マップ(フロアマップ)。かなり見やすくなったと思います。
変更前の配布用配架マップ(フロアマップ)。緑に白抜き文字の部分が読み取りにくい。

職員数について

門田 カウンターの行列が長くなっている時間があることや、本を戻すときに正しいところに戻されない方がいても乱れたままになっている、本を探そうにも助けてくださる職員が見当たらないなど、「職員が足りてないのではないか」というご意見をいただいている。
フロア面積が約1.4倍になり、職員も増員されたと聞いた。何名増員されたか、また現在の職員数は十分と考えているのか?

生涯学習課 14名増員した。一方、昨年比約10倍の利用者があり想定を上回っており、一部サービスでお待たせする状況も生じている。指定管理者とともに配置の工夫・運用改善に取り組んでいる。

ボランティアの受け入れについて

門田 旧・中央図書館では書架の整理や案内など、ボランティアの方が活躍されていたが、新・中央図書館では受け入れが止まっているように見える。ボランティア受け入れ再開の予定は?

生涯学習課 本年7月から再開予定。また8階子ども・青少年フロアでの読み聞かせボランティアも新たに受け入れる予定。

門田メモ

ブラブラと本棚の間を巡るだけならば、マップやサインが緑色に白で可読性が低くても気にならないのかもしれません。ただ、日本のたいていの図書館で、初めて来た人でも番号をたどれば目的の本にたどり着ける日本十進分類法。それを採用する公共図書館として期待される本棚の並びや、読み取りやすい館内表示、別置サインの整備など、課題は多いと感じます。
フロアマップの改善など、すぐできる事は対応するという市のスタンスは評価していますが…。
まだ開館3か月。今回は触れなかった自習室のあり方等々、今の時代の公共図書館とはどうあるべきか?考えながら引き続き見ていきます。

タイトルとURLをコピーしました