平和記念式典、「招待」から「開催案内通知」へ

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2024.8.6広島市平和記念式典

4月11日の広島市長会見で、広島市は今年の8月6日の平和記念式典では各国「招待」ではなく、「通知」に変更すると明らかにしました。

広島平和記念式典「招待」から「通知」へ ロシアやパレスチナも対象、広島市

4月12日の中国新聞(上のリンク)が詳しく報じている通り、
昨年は「ロシア、ベラルーシを招待することは式典の円滑な挙行に支障があり、イスラエルを招待することはそれに当たらない」という市の説明が、ダブルスタンダード(二重基準)ではないかと批判の声があがりました。
私自身非常に問題に感じ、昨年のニュースレター5号にも記しました(下記に引用します)。

広島市が「招待基準を見直す」こと自体は昨年来、言われていました。
今年は、日本と外交ルートがある195か国・地域に「通知」を送る、それにはロシアや、(日本が国家承認していない)パレスチナ自治政府を含まれます。
これも一つのやり方か…と受け止めています。
そして、日々、報道にある通り、パレスチナ自治区ガザでは一般市民の方々が非常に厳しい状況にさらされ続けています。世界のヒロシマとして改めてイスラエルに対し停戦を求めるべきと考えます。

(門田よしこニュースレター第5号 2024年7月発行より引用)
8月6日平和記念式典へのイスラエル招待について(二重基準では ?)
いまも、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続いています。ガザ地区での死者は 3 万 8000 人を超え、その半数は女性と子どもです。
「広島パレスチナともしび連帯共同体」は 5 月15 日、広島市の平和記念式典にイスラエルを招待しないよう求め2万5372筆もの署名を提出しましたが、市は停戦を求めるメッセージとともにイスラエルに招待状を送付しました。※長崎市は招待見合わせ

 市長会見や総務委員会の質疑では「(2022 年以来)ロシア、ベラルーシを招待せず、イスラエルを招待することはダブルスタンダードにならないか?」という問いに「ロシア、ベラルーシを招待することは式典の円滑な挙行に支障があり、イスラエルを招待することはそれに当たらない」と答弁しています。なぜそう言い切れるのか、理解が難しいです。
「国際平和文化都市」広島として、納得のいく説明が必要ではないでしょうか。

平和記念式典への招待をめぐって(2024.4.25)(門田のブログ)

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