今日2月12日、中区でも朝から雪が舞う寒い日、広島市議会都市活性化対策特別委員会が開かれました。私もいくつか質疑しました。抜粋してご報告します。
1.商工センター地区まちづくりビジョンの策定
ビジョン(素案)への市民意見募集が来週から一か月間行われます。
◆商工センター地区まちづくりビジョン(素案)に対する市民意見募集(2/17~3/14)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/772/414716.html
なお、展示などを行うMICE施設の概算見積は、令和7年度中に示すとのこと。
2.乗合バス事業の共同運営システムの構築
地域の足、バス事業を継続していくための取り組みです。
今年1月に官民共同の組織「バス協調・共創プラットフォームひろしま」(以下「プラットフォーム」)が一般社団法人化されました
・乗合バス事業の再構築実現のため、プラットフォームにて、各社の実務担当者とのミーティングや役員等経営者層との会議を定期開催している
・今回は令和6年度実証運行の結果(広島バス29号線(矢賀経由))や運転手アンケート(運転手の安定的確保のため)の結果などが示されました。
令和7年度の主な取り組みは次の通りです。
□事務所開設: 4月にプラットフォームの事務所を開設し、専任職員を配置して稼働する
□路線最適化: 広島バス29号線の実証運行結果から持続可能な運行形態・収入分配を整理し、フィーダー化を本格運行。新たな地区での実証運行もおこなう
□利便性向上: 中心部のバス停5か所でバスロケーションシステムを高度化(表示の多言語化と低床車表示)。
□運転手確保: 資格保有者が多い職種に絞った共同募集、ハラスメント対応マニュアル整備、魅力発信の広報を実施。
3.インバウンド需要等の回復を見据えた観光振興について
(1件だけピックアップします)
「平和大通りの利活用」事業でPark-PFI 事業者の公募を行ったが、応募がなかったため、今後、再公募を行う予定
ーーーーという情報共有について、質疑しました。
私は昨年6月の定例会でも、この事業について議案質疑しましたし、非常に関心をもっています。国の補助(半額が見込める)を当て込んでのPark-PFI事業ですが、平和大通りにまで、にぎわい施設を作ることに基本的には反対です。[詳しくはこちらをどうぞ]
事業対象地が平和大通りの一部(道路)のため、地下に管が多く通っていること、樹木がたくさんあることなどから事業費が嵩むというのが、公募に応募がなかった主な理由ということでした。
私からは、事業の対象エリアには原爆碑や慰霊碑が多くあり、樹木の保全も重要である。
再公募にあたっても、事業者が応募しやすくするためにそれらへの配慮の基準を緩めることがあってはならない、とくぎを刺しました。
市民の方が納得できる形になるよう目を配っていきます!
