9月議会【一般質問】汗だくの特別教室

2024年9月19日の門田よしこの一般質問より、抜粋してお伝えします。

特別教室へのエアコン設置について

広島市の小中学校では、特別教室へのエアコン設置率が38.1%と低く、全国平均の61.4%を大きく下回っています。普通教室や図書室などにはエアコンが設置されていますが、理科室や技術室などには未設置で、設置の計画もありません。その背景のひとつに、各学校の受変電設備の容量問題があります。エアコン追加で容量を超える場合は改修が必要で、1台(1校)あたり1000万円の費用がかかるといいます。

門田 ネックとなるキュービクル式高圧受電設備改修について、各学校の現在のエアコンの設置、利用状況と、受変電設備の容量を調査し、現状を把握するところから、始めてはどうか?
教育長 現在、学校施設の更なる空調設備環境の充実を検討している。各学校の受変電設備の容量等を把握することは整備手法の検討や、事業費算出を行う上で参考になることから、これらの調査を行う。

門田よしこ
門田よしこ

9月も夏のような暑さのこの頃、子どもの学ぶ環境は優先度が高いと思うのです。もどかしい気持ちですが、ほんの数センチ、前進です。

学校の断熱化は急務!

私は広島市内のいくつかの中学校にヒアリングし、一部実際の教室も見せて頂きました。窓にぴっちりと遮光カーテンをかけている、上階の教室では空調が効かない、朝7時からエアコンを20度に設定しても、昼には「厳重警戒」の28度を超えてしまい苦慮している…といった状況でした。子どもたちの授業への集中力を保つためにも、先生方の働く環境を整えるためにも、SDGsの観点でも、学校の断熱化は急務。環境省によるとエアコンの設定温度を1℃上げれば冷房では約13%の消費電力の削減効果があります。

門田 断熱改修をおこなっている他都市の事例を研究し、学校断熱化に向けて一歩踏み出すべきでは。また校舎の長寿命化工事では一部断熱化も行うとのことだが、予定がない学校では断熱化工事を検討すべきではないか?

教育長 「広島市学校施設長寿命化計画」のリニューアル改修を行う際に併せて断熱化することを基本にしているが、仮に先行して断熱化対策のみ行う場合どの程度効果があるか、他都市の手法、経費など調査・研究し、費用対効果の優れたものがあれば実施していきたい。

門田よしこ
門田よしこ

これも、指摘してハイそうですねとはなかなか、なりませんが…。学校の環境改善へ、数ミリ前進です。引き続きフォローしていきます!

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