「意見を付して賛成」

門田佳子 活動報告

9月27日の報道にあった、(広島市議会は)「広島と長崎に原爆が投下された8月6、9日を”人類総ザンゲの日”として国民の休日にするよう国に求める意見書案は全会一致で可決した。」について、私自身は「意見を付して賛成」の態度を取ったので、その賛成の討論の抜粋をこちらに残します。

意見書案第14号について、意見を付して賛成の討論を致します。

意見書案にある「人類総ザンゲの日として」という表現に違和感があります。
懺悔とは「自分の罪の告白をし、悔い改めること」です。

アメリカの原爆実用化のためのマンハッタン計画で、何も知らされないまま被ばくした先住民や農家の人たち、
折り鶴を折って亡くなっていった佐々木さだこさんのような子どもたち、
ソ連の核実験場があったカザフスタンの旧セミパラチンスク、現在のセメイ市で今も苦しんでいる方たち、
こういった方たちも人類の一部であり、この方たちに「懺悔」という言葉はふさわしくありません。

意見書案の「8月6日と9日を国民の休日とすること」(を求める)という点には賛成します。

長年にわたり、核兵器廃絶の訴えのために「8月6日と9日を国民の休日とすること」を求めて来た方たちには敬意を表します。全会一致となったのは、その点が大きかったと思います。
しかし「懺悔」という言葉は、私は、違うと思うのでこのように述べました。
出来る限り自分の関わる言葉に責任を持ちたいと思います。

中国新聞「8月6日と9日を国民の休日に 「人類総ザンゲの日」として国に要求へ 広島市議会」
(2024年9月27日の紙面に掲載、デジタルは9月26日)
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/532856

門田佳子
広島市議会本会議場
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