広島市議会6月議会初日(6/18)、私は広島地下街開発株式会社の経営状況について質疑しました。
紙屋町地下街シャレオを運営している第三セクターです。
借入金残高は、1億5600万円減少したものの、179億6000万円!
現在の空き区画数は昨年から一つ増えて、74区画中19区画!!
平成18年3月に策定した経営改善スキームに従い経営の安定化を目指していますが、非常に厳しい状況が続いています。
質問3件のうち、一つは、新事業の計画について問いました。
「子育て世代応援の強化」を視野に、従来から要望の多い授乳室等の整備にあわせ関連業種を集中的に誘致、「子育て支援ゾーン」の創出に行政施策と連携して取り組むとあるが、広島市はどのように連携していくのか?
まだ計画はこれからということで、具体的な内容は示されず、広島市の子育て支援と重なる点があるので、連携して取り組んでいく…といった答弁でした。
暑さ、寒さをしのぎやすい地下街で、近隣のひろしまゲートパークのそばには広島市こども図書館、こども文化科学館もあります。
この立地を生かした事業で今度こそ、赤字体質脱却を…!?
経営難で市の後ろ盾(損失補償)を受けて存続している、広島地下街開発株式会社。社長は広島市職員のOB。経営の先行きによっては広島市の財政運営に影響してきます。
この新事業の行方をまずはしっかりと見ていきます。
